オススメの本

仕事のアンラーニング 松尾睦

今日はドキッとする方もいるかも知れない話題です。

働かないおじさん問題

あのヒト、昔はすごかったけど、

最近は全くだね

THE・働かないおじさんって感じニャ〜

とか、

臨床をしてた頃は良かったけど、

部長になったらやりがいも感じないし、

何していいかわからないし・・・

みたいな光景を時々目にします。

人生100年時代って聞いたことありますか?

人生長くなって、さらに現役で働く期間も長くなっています。

そうなると、新人時代〜10年くらいで身につけたスキルや知識だけで、

生き抜いていけなくなりますよね。

WAGI

まして変化の早い時代です

学び続ける事が重要です

そんなときに参考になるのが、

アンラーニングという発想です!

そして、おすすめの本はこちら!

まだまだ知られていないアンラーニングについて、

網羅的・系統的に解説してくれています。

アンラーニングって?

個人レベル、チームレベルでもそれぞれあるんですが、

本書では個人のアンラーニングを、

個人が、自分の知識やスキルを意図的に棄却しながら、

新しい知識・スキルを取り入れるプロセス

としています。

WAGI

意図的に棄却する

というのがポイントです!

成功体験がアンラーニングを困難にする

誰しも、自分が得意なことや、しっかり頑張って身につけたことを大切にしています。

それ自体は素晴らしいことですし、大切にすべきですが、

それにとらわれて、新しいことを身に着けられなくなったり、

役割の変化に適応できないようだと・・・

WAGI

時代が変化しても価値を生む活躍は望めないですよね

かのピーター・ドラッガーも次のように言っています。

完全な失敗を捨てることは難しくない。自然に消滅する。

ところが昨日の成功は非生産的となったあとも生き続ける

と言っています。

このように、成功体験の呪縛にとらわれるのは、

誰もが陥る状況なのです。

そこでアンラーニング!

あなたはここ1ヶ月で、以下についてどの程度変化させましたか?

個人アンラーニングの測定項目

仕事の信念

  • 技術や業務についての考え方や信念
  • 外部環境についての考え方や信念
  • 顧客のニーズについての考え方や信念

仕事のルーチン

  • 仕事の手続きや方法
  • 情報収集や共有の方法
  • 意思決定のプロセスや方法

どうですか?

気づくと数年、同じことをしていたなんてことはないでしょうか?

自分の価値観ややり方はすぐに固定化します。

一生懸命に取り組み、成功体験を積めば積むほど、

その傾向は強くなります。

良い面もあるかもしれませんが、

その弊害についても評価し、意図的に変化できるといいですよね。

緩和ケアを学ぶにもアンラーニングが大切!

WAGIはこのアンラーニングスキルが、

緩和ケアの学びにも重要と考えています。

初期研修の修了直後に緩和ケアの専門研修に入る方は多くなく、

各分野で色々なスキルを身に着けて飛び込んでこられる方が多いです。

これまでのやり方に固執すると、せっかくの緩和ケアの学びの質が、

担保できない・・・というか、苦しむ学習者がいる、、、

そんな光景も時々見かけます。

どのくらいこのスキルを重要と考えているかというと、

WAG

飯塚病院 連携医療・緩和ケア科の入職試験に出題するほどです!

まとめ

というわけで、まだまだあまり知られてないけど、

WAGI注目のビジネス系の話題である、

アンラーニングについて解説し、

オススメの本を紹介しました。

自分のキャリアを考える方、組織のアンラーニングも含めて考える方には、

非常にオススメの本です!