「地元に戻りたいです・・・」
もう何年も前のことですが、旅行中の急病で私の勤務する病院に入院した患者さんの言葉でした。
進行したがんがあるなかで、旅行に来られてました。ご家族との旅行で、これが最後だと思っていたと言うお話しを伺いました。
当時の上司と相談し、1週間程度の点滴の治療をしながら、移動手段などを手配しました。
急な病状の変化も予見されたため、私もついて行きました。
後にも先にも、患者さん、家族と飛行機に乗ったのは最初で最後です。
地元の空港で待ってくれていた家族はめちゃくちゃ喜んでくれて、無理だと思ったことを一緒に実現できるように取り組んだことの価値を強く感じました。
たびかなプロジェクトとは?
トラベルドクターという肩書きを生み出し、病気があっても安心して旅行できるよう支援している伊藤先生が立ち上げたプロジェクトです。
年間140万人が亡くなる中、約100万人が “病室のベッド” で最期を迎えています。つまり、あなたが最期にみる景色は、75%の確率で “病室の天井” になるかもしれません。 新型コロナウィルスにより、多くの人が “旅行へ行けない” 苦しみを経験しました。しかし、コロナが流行するずっと前から、持病で旅行を諦めている人がたくさんいます。
伊藤先生との出会いは、このプロジェクトがまだアイデア段階だった頃、緩和医療学会のイベントでアイデアを聞いたのがきっかけです。
その後、東京で再会し、飲みながらこう言った取り組みを応援したい!と強く思って依頼の縁です。
先日はクラウドファンディングにも調整し、見事に目標達成しました!
皆さまのおかげで、第一目標の 300万円 を無事に達成することができました!ご支援いただきました皆さまには、心より感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。 このプロジェクトで1人でも多くの旅行を実現するために、新たな目標を設定させていただきました。諦めていた”旅行”を叶えるべく、ぜひご協力をよろしくお願い申し上げます! はじめに 今般の新型コロナウイルスの感染によりお亡くなりになられた方、ご遺族の方々には心からお悔やみを申し上げます。そして、現在も闘病中の方、ご対応にあたっている関係者すべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 こんな大変な時だからこそ、これからの “医療” についてご提案させてください。コロナ後の世界に向けて、「今」の私たちにできることを。 医師 伊藤 玲哉 これは「病室の天井」の写真です。 日本では年間140万人が亡くなり、約100万人が “病室のベッド” で最期を迎えています。 つまり、あなたがいつか最期にみる景色は、75%の確率で “病室の天井” になるかもしれません。 新型コロナウィルスにより、多くの方が “旅行へ行けない” という苦しみを経験をしました。そんな中、コロナが流行るよりずっと前から、病気で旅行を諦めている人がたくさんいます。 「 旅行へ行きたい…
私もこそっと登場しています。
皆さんも応援しませんか?
緩和ケア分野ではしばしば、「旅行に行けますか?」という相談を受けることがあります。
たびかなプロジェクトも全国各地の医療者の協力がないと、継続的な取り組みはできません。
今後もこのブログでもプロジェクトをフォローして行きます!
ちなみに、こう言った社会課題を考える時に私が非常に参考になった本はこちらです。
皆様にもおすすめです。
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