今回は緩和ケア業界で
最も(と言ってもいいはず)硬派な教科書を紹介します!
内科ならHarrison、外科ならSabistonって感じで、
どの分野にも古典的な教科書がありますよね。
じゃあ、緩和ケアは・・・
という時に上げられるのが、
Oxford Textbook of Palliative Medicine
です!
どんな本?
いや、あまりに網羅的すぎて、特徴あげるも何も・・・って感じです。
ちなみにページ数は圧巻の、、、
1386ページ
です。
WAGIはkindleで買いましたが、
本棚にあると凄まじい存在感を示してくれることでしょう。
どんな人にオススメ?
緩和ケアを専門的に学びたい方や、
各領域の研究を考えている方にとっては、
良い本です。
なぜなら、それぞれの項目を
その分野を代表する執筆者が書いています!
なので、特定の領域の主要な論点を網羅しています。
ただ、読むのにパワーが必要ですが・・・。
ちなみに、この本は緩和医療専門医の筆記試験の出題範囲になっています。
え・・・この本が出題範囲って・・・
専門医ってまじすげぇ
とびびった記憶があります。
もちろん、日本緩和医療学会では、
日本語の教科書も出していますので、
こちらを一通り読んで、Oxfordは辞書的に使うのが現実的でしょうね。
この本の書評、書いていると思ったら、まだ書いてなかった・・・
今度書きます。
勉強になったことは?
すいません。
通読できず、こんな大それた立場ではないのですが、
あえて書くなら、
緩和ケア領域の幅広い論点に気付けること
でしょうか。
症状や看取りだけでなく、緩和ケアに関わる政策や、
緩和ケアの提供モデル、医療経済といった、
普段臨床だけしていると注目しにくい論点があることに気づかされます。
目次を眺めるだけでも、新たな発見がありますよ!
編集長の独断評価(5段階)
- 初心者向け:★☆☆☆☆
- 臨床向け :★★★★☆
- 研究向け :★★★★☆
- 教養度 :★★★★★
- コスパ :★★☆☆☆
まとめ
緩和ケア業界最強の硬派な教科書を紹介しました。
専門医を目指す方は辞書的に持っておくのは良いのではないでしょうか?