初期研修医の先生に大人気の、
大津先生の本の紹介です!
私も緩和ケアを勉強し始めた頃に読みました〜
大津先生は緩和ケア系YouTubeで、
おそらく最大のチャンネル登録者数を誇っている、
発信系緩和ケア医です(多分)。
著書も多数で、緩和ケアを勉強する医療者だけでなく、
市民向けの本も多数執筆されている、
そんな大津先生の本になります。
どんな本?
大津先生の豊富な臨床経験の中から、
よく使用する薬剤や、臨床状況への解説が書いてあります。
そのチョイスにも大津先生のこだわりが感じられます。
また、「間違った」薬の使い方という視点からの切り口がユニークです。
内容をちょっとご紹介しますね〜
- 予後を大きく捉え間違う、多くは長めに見積もる
- ステロイドは使用しない
- 医療用麻薬を増やせば痛みは必ず取れると思っている
- 予後数日でも医療用麻薬を中心に苦痛緩和を図る
- 鎮静はまず持続的鎮静で行う
- 輸液をしないと命を縮めると思っている
(間違いだらけの緩和薬選び Ver3より抜粋)
誤解がないようにもう一度確認です。
上記を「間違い」と指摘してますからね〜
どんな人にオススメ?
やっぱり初心者ですかね。〜
なんと言っても、
クリアカットでわかりやすい!
のです。
勉強になったことは?
この本に限らず、大津先生からはその発信の方法からは、
多くを学んでいます。
対象者に合わせて、わかりやすさと、
内容の妥当性のバランスを取っていることを感じさせますね。
編集長の独断評価(5段階)
- 初心者向け:★★★★★
- 臨床向け :★★★★☆
- 研究向け :★☆☆☆☆
- 教養度 :★☆☆☆☆
- コスパ :★★★★☆
まとめ
大津先生の代表的な本をご紹介しました。
大津先生も書いておられますが、
経験に基づきわかりやすさ優先の本ではあるので、
この本をステップに成書なども読んでみるとさらに良いでしょうね!