緩和ケアと直接の関係はないですが、
個人で自由にやってるブログなんで、
まあいいでしょう。
私にとって特別な本を紹介します。
著者の木村先生は、
WAGIの初期研修の同級生なのです!
そんな木村先生がご自身の留学経験を赤裸々に描いた本を出版されました。
本来なら本の内容を書くべきですが、
医師としてのキャリアと留学を考えるには、
非常に良い本なんで、買って読んでください。
木村先生との出会い
2007年にお互い初期研修医をスタートしました。
入社式の後、大浦荘という迎賓館的な場所で、
顔合わせの会食が開かれた時が最初の出会いでした。
当然、各自、順番に自己紹介していくんですが、
なぜか木村先生の自己紹介だけ覚えています。
私の2席くらい離れて座っていて、
彼の自己紹介はここでは書けない、元気の良い物でした。
手技の鬼
木村先生の手技に対する熱意は凄まじかったのを覚えています。
麻酔科への進路を聞いた時も、
キム(木村先生の愛称)にはぴったり!
と思ったものです。
木村先生の手技の鬼具合を感じさせるエピソードを紹介します。
- 救急外来の当直表に「手技当直:木村」と書き込み、CVやルンバールの機会にはコールがあるように勝手にしている
- カンファレンス中にずっと自分の橈骨動脈を触知しており、Aラインをいつでも取れるようにイメージしている
まあ、こうやって振り返ると、働き方改革などの観点からは、
グレーなことをやってた若気の至りを感じさせますが、まあ時効ってことで。。。
救急の勤務をお互いよくやった
とりあえず「量が大事!」みたいなとこは、
WAGIとも近いものがありました。
特に救急の勤務はお互いよくやってました。
初期研修医2年目の3月になると、退職予定の同期が、
引越しの準備などで勤務できないため、
残留組は彼らの勤務をカバーしていましたが、
毎日のように救急外来でお互い顔を合わせてました。
今以上に無限の体力だったなあ。
一緒に重症チームを立ち上げる
卒後3年目、総合診療科の後期研修医のWAGIと、
麻酔科後期研修医の木村先生は、
総合診療科の指導医の先生とともに、
ICUやHCUで重症患者のみを専門でケアするチームを、
立ち上げのトライアルを行いました。
3ヶ月、一緒に診療したのは本当に良い思い出で、
いまでも、現在の重症チームで、
自分の10歳以上年下の先生たちが
頑張っているのを見ると思い出します。
当時のWAGIにCVカテーテルやAラインの手技を教えてくれたのも、
木村先生でした。
最後にあったのも救急外来
時々、メール、messengerなどで連絡することはありますが、
お互い、なかなか会わなくなってしまいました。
なんと、直接最後にお会いしたのも救急外来でした。
講演で木村先生は飯塚病院に来られたのですが、
WAGIは深夜の救急車対応の勤務で、
今回は会えないかなぁ
と思っていたら、なんと・・・会いに来てくれました!

(2017年10月14日午前4時5分@救急救命センターにて)
たまたま救急車が来てない時間が長く、
お互いのことを明け方まで話しました。
写真はその時にとったものです。
勝手に載せて怒られるかな・・・怒られたら消します。
とんでもない努力家の木村先生
ちなみにですが、こういう本って、
いや〜、自分なんて最初は英語も臨床も全然ダメで・・・
と言いながらも、元々十分凄い人だったという事がよくあります。
まあ、最初とのギャップが大きい方が、
本的には映えますからね。
でも、木村先生に関しては、
少なくとも英語と医学知識については、
本当に自分で書いてある通りの人でした
これは、WAGIが保証します。(ここも、怒られたら消します)
それが、ハーバードのMPHに行き、
USMLEなど臨床留学の数々のハードルを突破し、
研究者としても留学している!
WAGIが人生で出会った中で、
どう逆立ちしても勝てない努力家の1人です。
まとめ
というわけで、本の内容ではなく、
私と木村先生との話に終始しましたが、
皆さんは本を買って読んでください。
お互い歳を取ったけど、
まだまだこれからだね!