この領域の本では王道中の王道の本がアップデートされました!
緩和ケアの薬物療法について、
1冊だけ買うとしたら、、、
間違いなく、この本ですね!
オピオイドをはじめ、いろいろな薬が新たに市場に出てきていますが、
新薬を含めてアップデートされています。
そもそも、Ver.2の完成度が超絶高かったのに、
さらに分厚く、網羅的になりました!
ちなみに、Ver.2の記事はこちらです。
緩和治療薬の考え方、使い方 ver.2 森田達也 白土明美|緩和ケアに役立つあれやこれ〜緩和ケアの学び方ソムリエが送る耳より情報〜
緩和ケアに関わる医師であれば、チーム医療の中で期待される主な役割は、 診断と薬物療法、腹水穿刺などの介入ですね。 この本は緩和医療業界の第一人者である森田先生が、 臨床と研究者としての豊富な経験から薬物療法についてまとめた本です。 ちなみにこのシリーズは有名ですね。 私が一番最初に読んだこのシリーズは、感染症に関するこちらですね。 医学部6年生の頃に読んだ初版は今でも持っています。 …
森田先生マニアの方は、Ver.2とVer.3を見比べてみましょう!
どんな本?
緩和ケア領域で持ちいる薬を網羅的にカバーする本として、
間違いなく「最強」の1冊です。
絶対王者的な存在であるこの本が、
Ver.3となって、以下の点がアップデートされています。
ヒドロモルフォン、ミロガバリン、ナルデメジンなどの新しい薬の解説
海外のガイドラインの解説がより充実した
各領域のエビデンスをマニア向け(!?)にまとめた
どんな人にオススメ?
新薬をカバーしたことや、
海外のガイドラインへの
緩和ケアの初心者からベテラン、研究者まで、
是非読んで欲しい内容になっています。
別に欠点というわけではないですが、
Ver.2からVer.3にアップデートされたことで、
100ページ近く増えてますので、
初心者がパッと通読するのは厳しくなった
ってところは利用の仕方が変わる点かと思います。
勉強になったことは?
私が勉強になった!なんていうのも、
おこがましいですが・・・
やはりエビデンスの潮流を捉えている姿勢でしょうか。
緩和ケアの薬物療法における、
様々な領域でどのような議論がなされてきたか
感じながら読みたいですね。
編集長の独断評価(5段階)
- 初心者向け:★★★★☆
- 臨床向け :★★★★★
- 研究向け :★★★★☆
- 教養度 :★★★★☆
- コスパ :★★★☆☆
まとめ
より骨太の本になった、森田本の代表的1冊を紹介しました。
Ver.2を持っている人も、
ぜひ買った方がいいですよ!