意外な本を紹介するなぁ〜
と思われた方もいるかも知れません。
でも、実は、
緩和ケア診療って、
一般的に思われている以上に、
内科診療スキルが求められます
そうなんです。
緩和ケアが診療の主体になっている患者さんだって、
肺炎をおこすこともあれば、
治療可能な病態でないかアセスメントすることだってあります。
というわけで、緩和ケア診療で必要な、
病棟内科診療にオススメの本が出たので紹介です!
どんな本?
入院患者の内科診療について、
かなり網羅的に1冊にまとめてくれています。
513ページとちょっと分厚いですが、
なんとか手のひら、ポケットサイズです!
どんな人にオススメ?
いや〜、私は内科研修の経験がないので、
ガッツリ内科疾患の本を読むのはちょっと・・・
なんてことを思ったそこのあなた!
そんな思いをいだきながら緩和ケアを実践する方にこそ、
オススメなのです!
緩和ケア入院診療におすすめする理由
それは、ただの内科疾患の知識を詰め込んだマニュアル本ではないからです!
もちろん、よく見る疾患へのアプローチや知識もあるんですが、
今回紹介する、赤本の方は、病棟業務の基礎と称して、
入院診療の主治医として必要なスキルがしっかりとまとまってるんですね。
ちょっと紹介しましょう!
- 入院サマリー
- 入院中の予防
- 意思決定能力、および代理意思決定者の決め方
- サインアウト(申し送り)の記載、方法
- 多職種連携・多職種カンファレンス
- 患者中心性を意識した面接、説明
- AMA(自主退院)
- 対応が困難な患者(Difficult Patient)
- 退院計画(退院先の決定)
- 死亡診断書(死体検案書)の書き方
幸い、私は総合診療科時代に、
こういったホスピタリストとしての診療を
勉強する機会がありました。
まとめ
この本は、飯塚病院 連携医療・緩和ケア科では、
内科トレーニングを経ずに緩和ケアの世界に飛び込んだ方の、
基本図書に指定しています。
私も、
まずは該当箇所を読んでみよう〜〜〜
なんて指導に使ってます。
私もこそっと登場しますので、
是非手にしてみてください!
より疾患ごとの医学知識を抑えたい方は、
こちらの青本も一緒に購入するのがオススメです。