緩和ケアって、、、
専門でやっている自分が言うのもなんですが、、、
幅広い概念なのは分かるけど、
いろんな患者さんや状況のことがごちゃまぜになって、
よくわからなくなります。
と思いません?
私でもこのあたりは、
しっかり意識しないと議論がかみ合わないので、
初学者にはもっとわかりにくいですよね。
今日紹介する本は、どのへんの緩和ケアの話かというと、
看取りが近い時期のトピックやケアについて、
集中的に扱った本になります
それでは見ていきましょう!
どんな本?
「いのちの終わりにどうかかわるか」というタイトル通り、
いのちの終わりが近い患者さん、
家族と関わる上で必要な知識が網羅されています。
緩和ケアの中でも、特に緩和ケアらしい分野ですよね
目次を見ていただければ、そのゆえんが分かると思います。
- 第1章:ケースファインでっィング どのような患者にエンドオブライフ・ケアが必要か
- 第2章:評価で気をつけること
- 第3章:予後を予測する
- 第4章:治療とケアのゴールを話し合う
- 第5章:死の1週間前に起こる症状とその対応
- 第6章:Last 48 hours
- 第7章:臨終時の対応
- 第8章:喪失と悲嘆
- 第9章:アドバンス・ケア・プランニングとベストインタレスト論
ぼやっとした、いのちの終わりの時期に必要となる支援というイメージですが、
なにを学ぶべきか、分かるよね〜
どんな人にオススメ?
とりあえず死亡確認はできるけど・・・
もう少しきちんとケアに参加したいなぁ
と思っている初学者のかたは、ぜひ読んでみましょう。
知らないと気づけない、いろんな重要トピックがある分野なんですよ〜
勉強になったことは?
複雑性悲嘆や、予後日単位での身体変化など、
こんなに深く書いてくれている本はあまりないですね。
そして、各パートの筆者が書いている、
「Clinical Pearls」がすぐ臨床に役立つポイントを示してくれます。
編集長の独断評価(5段階)
- 初心者向け:★★★★☆
- 臨床向け :★★★★☆
- 研究向け :★★☆☆☆
- 教養度 :★★☆☆☆
- コスパ :★★☆☆☆
まとめ
緩和ケアの実践では避けられない、
いのちの終わりへの関わり方を学ぶ上で、
外せない1冊です。
このあたりのトピックとしては、こちらの本もおすすめです。