ビジネス系の本の紹介です。
異文化理解力という漢字のみの硬派なタイトル!
この本は私の通ったグロービス経営大学院の
「異文化コミュニケーション」という授業の
指定図書でした。
こういう授業があるのも面白いですよね。
どんな本?
海外で働く人、外国人と仕事をする方向けの本です。
全く違う言語、文化背景のパートナーとも協働し、
成果を出さなければならなビジネスパーソンが直面する課題に対する本になります。
異文化理解?ってなんだろう
グローバル環境において「気が利く」ということはつまり、「相手と自分の文化の違いを理解して、みなが心地よく良いパフォーマンスを出せる環境を作り出す」ことなのだ。
(「異文化理解力 相手と自分の真意がわかるビジネスパーソン必須の教養」より引用)
なるほど。
相手と自分の文化の違いを理解というワードがポイントに感じますね。
医療に役立つ?
私はめちゃくちゃ役立つと思います。
なぜかって?
だって、医療現場って異文化の集合体って感じしません?
同じ医療者である医師と看護師ですら、
文化の違いを感じる瞬間ありますよね
多職種連携、医師-患者関係、現場と経営
いろんな人、いろんな部署の間で異文化交流が行われてますよね!
内容は?
以下のような内容になっています。
- 空気に耳を澄ます 異文化間のコミュニケーション
- 様々な礼節の形 勤務評価とネガティブフィードバック
- 「なぜ」VS「どうやって」 多文化世界における説得の技術
- 経緯はどれくらい必要 リーダーシップ、階層、パワー
- 大文字の決断か小文字の決断か 誰が、どうやって決断する?
- 頭か心か 二種類の信頼とその構築法
- ナイフではなく針を 生産的に見解の相違を伝える
- 遅いってどれくらい? スケジューリングと各文化の時間に対する認識
翻訳本らしい項目になってるんで、見ただけだとイメージ湧かないかもしれませんね。
あの人はなんでいつも仕事が遅いの!?
できるだけ早くしてって言ったのに!!
こんなことってありません?
この「できるだけ早く」が自分と相手でずれてるような光景ですよね。
これを異文化ではないか?という視点からアプローチするのが、
8章の内容です。
まとめ
いろんな専門性や部門のメンバーと協働する必要のある、
緩和ケアの実践です。
結構、読み応えのある本ですが、お時間ある時に向き合ってみてはどうでしょう?
指導の際に「最近の若者は・・・」なんて気持ちになる方にもオススメですよ〜