患者さんやご家族から、結構聞かれるので、
ちょっとだけ調べてみました。
CAPCのこちらのページの情報になります。
ワクチン接種の決断
患者さんはワクチン接種を、
どのように意思決定しているのでしょう?
テレビやインターネットの情報だけだと、
情報の正確さや、個別の医学的な判断が心配ですね
興味深い研究が紹介されています。

患者さんやご家族は、ワクチンの接種について、
医師、看護師、その他の医療職と相談して決めるという人が、
最も多かったという結果でした。
頼られてますね〜医療者
CDCより上ですからね〜
しっかり勉強しないとなぁ〜と思いますよね。
ワクチン接種における、緩和ケア医の秘密兵器?
この情報、こんな記載がありました。
緩和ケアの医療者には、ワクチンをためらう患者に対して、
とっておきの秘密兵器を持っているというのです。
はて、なんでしょう・・・
その秘密兵器とは・・・
We palliative care clinicians have a secret weapon: in many cases, we have already earned the trust of our patients.
我々、緩和ケア医は秘密兵器を持っている:多くの場合、我々は既に患者から信頼されているのだ。
だそうです。
軽くプレッシャー・・・
でも、自信を持って対話したいですね
普段の緩和ケアの実践で、
色々な意思決定を支援してきた経験を、
ワクチン接種の不安に対峙するために、
強みとして活用しよう!
そんな力強いメッセージを感じます。
どんな対話を心がける?
対話についてのポイントが列挙されていました。
- Start with Open-Ended Questions
開かれた質問から対話を始める - Acknowledge Patient Concerns without Judging
判断をせずに、患者の気がかりを認める - Avoid Criticizing the Patient’s Information Sources
患者の情報源を批判しない - Show Awareness of Your Status as a Messenger
伝える役割として、自分の立場を明確にする - Link Vaccine Acceptance to the Patient’s Hopes and Goals
患者の希望や目標と、ワクチン接種の受け入れを関連づける
4がちょっとわかりにくいですね。
様々な人種や、医療を提供しにくい患者に、
人種や社会的な状況にかかわらず、
リスクに応じてワクチン接種を推奨する立場であることを、
説明しましょう!という意味っぽいです。
まとめ
というわけで、時事ネタっぽいですが、
最近の臨床でしばしば聞かれるトピックについて、
紹介しました。
もうちょっと詳細に知りたい人は、
原文には対話例などもあるので、見てみましょ〜。
日本の文化、社会にあった会話例なんかも、
作ってみるのもいいですね〜。