オススメの本

臨床倫理学 Albert R.Jonsen

最近、臨床倫理のインプットを中心にやっています。

今日は臨床倫理の分野としては、

古典の部類に入る本を紹介します。

どんな本?

臨床倫理でしばしば活用する、

Jonsenの臨床倫理の4分割法って知ってますか?

WAGI

川口先生の医学会新聞のこの表が非常にわかりやすいので、

拝借して紹介しますね〜

これはWAGIもよく参考にしている医学界新聞で、

川口先生が臨床倫理を紹介した連載の図です。

そちらの連載は古いですが、今でも読み直すくらいオススメです。

臨床倫理4分割法とは?(川口篤也) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

生活背景も考え方も異なる,さまざまな人の意向が交錯する臨床現場。患者・家族・医療者が足並みをそろえて治療を進められず”なんとなくモヤモヤする”こともしばしばです。そんなとき役立つのが,「臨床倫理」の考え方。この連載では初期研修1年目の「モヤ先生」,総合診療科の指導医「大徳先生」とともに「臨床倫理4分割法」というツールを活用し,モヤモヤ解消のヒントを学びます。 川口 篤也 (勤医協中央病院 …

どんな人にオススメ?

倫理的な葛藤に直面することって、

緩和ケアをしていたら日常茶飯事ですよね。

そんな倫理的な問題に対処するツールである、

臨床倫理の4分割法。

この手法を紹介した本になります。

その4分割法についてより深く学びたい方にオススメの本になります。

勉強になったことは?

実際に読んでみると、

WAGI

結構難しい・・・

と感じます。

通読はかなり厳しいと思うのですが、

時々「周辺の状況」ってどんなこと考えるんだっけ?

みたいに問いを持って読めば、

WAGI

そんな側面からも考える必要があるなんて、

勉強になったなぁ!

なんて感じると思います。

日常的に使用するツールの背景知識などは、

専門家としては時々復習するのは大切ですね。

初心者にはちょっとハードル高いですけど。

編集長の独断評価(5段階)

  • 初心者向け:★☆☆
  • 臨床向け :★☆☆
  • 研究向け :★★★☆
  • 教養度  :★
  • コスパ  :★★☆

まとめ

というわけで臨床倫理分野の古典的な本を紹介しました。

通読するのは大変ですが、手に取ってみるのは良いのではないでしょうか?