緩和ケアの学び方ソムリエという大それたネーミングにしておきながら、
あまり学び方について語ってなかったと思い、
「緩和ケアの学び方」にフォーカスしたコンテンツも作っていきます。
今回は緩和医療専門医を目指す方向けです。
緩和医療専門医って?
日本緩和医療学会の専門医試験に合格することでゲットできる、専門医資格です。
2020年4月1日時点で273名の専門医が全国各地にいます。
あれ、、、全国で273人って少なくないですか?
そうなんです。
まだまだ専門的緩和ケアを提供する人材は多くないのですね。
ちなみに緩和ケア領域には、緩和医療認定医という資格もあります。
認定医の方は、2020年4月の時点で734人ですね。
専門医よりは多いですけど、専門医と認定医を合わせて約1000人ですからねぇ・・・。
まだまだ頑張って緩和ケアを学べる環境を
整備していきます!
カリキュラム
というわけで、緩和ケアの専門医を目指す方に指針となるようなカリキュラムを、
日本緩和医療学会の専門医認定・育成委員会が公表しています。
22個!の研修項目が挙げられているます。
かなり幅広い学びが求められますねね。
あと、それぞれのテーマが重い・・・・
作成されたのが2017年ですので、そろそろ改定されるのかなぁ。
作るの結構大変なんだよなぁ・・・
研修プログラムに対応した臨床研修
研修プログラムで求められる内容を専門医取得のための研修に落とし込むと、
こんな感じなります

(日本緩和医療学会緩和医療専門医研修カリキュラム2017年版より)
緩和ケアは緩和ケア病棟だけで提供されるわけではないので、
緩和ケアチームや外来、できれば在宅の緩和ケアも経験したいところです。
緩和ケアの提供が必要なフィールドを色々経験できると良いですね
どこで研修できるの?
緩和医療専門医を取得するためには、認定研修施設で研修する必要があります。
2020年4月1日時点では全国500箇所になります。
地域別のリストにリンクが飛びますので、ご自身の地域を見てみましょう。
私自身、緩和ケアの学習者としての経験上、
もう少し情報が多い方が良いかなと思ったりします。
緩和ケアの学習者を支援する情報がもっと必要だよ!
この辺はこのブログでも、プログラムや指導医紹介を充実させていく予定です。
まとめ
緩和医療専門医を目指す方向けの研修カリキュラムを紹介しました。
ちなみに日本緩和医療学会のこのテキストが、
専門医を目指す方の公式テキストになります。
資格取得を検討される方は手にとってみてください。