緩和ケアなのにアルコール診療?
って思われた方も多いかもしれません。
緩和ケアの診療って、
社会的に脆弱性をはらんだ方の支援に、
必ず直面します。
貧困、家族からの支援が得られない・・・
みたいな光景の背景に、
アルコールに関連した長年の問題があったり・・・
なんてことありますよね
WAGIの社会福祉士モードが発動する瞬間です!
今回はそんなアルコール診療にオススメの本の紹介です。
どんな本?
アルコールに関連した診療を1冊で網羅している本です!
これってアルコールが関連しているのでは・・・
と思った時に知っておきたいこと、
なんでも載っています。
特に、シチュエーション別に対応をまとめてくれたパートが秀逸で、
いくつかの項目を紹介してみましょう。
- 非専門医がどこまで診断していいの?本人に「依存症」って伝えていいの?
- 睡眠障害患者さんにアルコール問題を見つけた!
- 家族には同席してもらった方がいい?
- 具体的な減酒の方法って?
- 家族がお酒を買ってきてしまう
- アルコール依存症を疑って精神科に紹介する時には?
- アルコール問題を抱える人が退院する時にはどう対応すればいい?
- 入院中に患者さんが飲酒した場合にはどう対応すればいい?
- 介護者にアルコール問題がある場合にはどう対応すればいい?
どうですか?
めちゃくちゃ重宝するトピックばかりですよね〜
どんな人にオススメ?
緩和ケアを実践する人はもちろん、
アルコール関連の診療について、
まとめて学んだことのない方は読んでみましょう!
一通り目を通して、
あとは臨床現場で悩んだ時に、
「お困りシチュエーション別!クイック・リファレンス」を
辞書的に使うのがオススメです〜
勉強になったことは?
アルコールに関連した問題を抱えた患者さんに関わるのって、
医療者としてそれなりに大変ですよね。
あれだけお酒をやめるように言ったのに!
また飲んで入院したんですよ!!
なんてモードになってしまう医療者、
時々見かけますよね。
この本には、具体的なシチュエーションだけでなく、
「やってしまいがちな対応」と、
「理想の対応」を、
対比させてくれているのが、
わかりやすさを爆増させてくれていると思います!
編集長の独断評価(5段階)
- 初心者向け:★★★★★
- 臨床向け :★★★★★
- 研究向け :★☆☆☆☆
- 教養度 :★★☆☆☆
- コスパ :★★★☆☆
まとめ
今回はダイレクトに緩和ケアというわけではないですが、
緩和ケアだけでなく、いろいろな診療シーンで必要となる、
アルコールに関連した診療についてオススメの本を紹介しました。